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本棚制作その2〜制作開始から完成まで〜【ご依頼品】

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アイデアをカタチにする楽しさを伝えたい!ヨシヒロです。こんにちは。

 

知人からの「うちのリビングにぴったりサイズの本棚を作って〜」という依頼に答え本棚制作をはじめました。依頼主のご要望は、「幅30cm、奥行き30cm、高さ80cmで大判の本から文庫本まで収納できる本棚」とのことでした。

 

前回の記事で、本棚のデザインと設計のお話をしました。

 

 

今回は制作編ということで、設計した本棚を実際に制作しましたのでご紹介したいと思います!

 

使用する材料

今回用いる材料は、12mm厚さのシナカットベニヤです。900×900mmのサイズが3000円くらいで購入できます(私の地元のホームセンターの場合)。今回はこれを2枚使って少し余るくらいです。

 
Briwaxとミルクペイント
 

そして塗装にはBriwax(ブライワックス)のジャコビアン色と、ミルクペイントのブラックを使います。全体をBriwaxで仕上げて、一部はアクセントカラーとしてブラックで塗装します。アクセント…という感じの色ではないかもしれませんが、ここはご依頼主のご要望にお応えするということでこの色を選んでいます。

 




 

作り方

パーツの切り出し

まずはシナカットベニヤ板を所定のサイズにカットします。このカット工程でどれだけ精密にカットできるかが仕上がりの美しさに影響しますね。精度よくカットするためには丸ノコなど直線カットするのに優れた電動工具を使うのがオススメです。

 

ただ、私の場合は切り粉を撒き散らしながら自由に電動工具を使える場所がなく、今回は全て手作業でカットをおこないました。いつかぜったい自分の工房を作って、自由に作業できる空間を作ろう!と心に誓いながら…

 

切り出すパーツは全部で9枚です。全て12mm厚さのシナカットベニヤ板です。

 

 

デザイン加工

今回、デザインとして側面の板に丸穴をいくつか開けてみようということで、こな道具を使いました。

 



 

その名も自在錐。これは、電動ドリルと組み合わせることで好みのサイズの丸穴を開けられる優れものです。切り粉が飛び散ることと、頭でっかちな刃物がブンブン回って危ないということで、こんな専用カバーもあります。安全対策は万全に、ということでこちらも合わせて使用しました。

 



 

そして電動ドリつに取り付けた自在錐とカバーはこんな感じ!自在錐はカバーに隠れておりますが・・・

 
自在錐とカバー
 

丸穴を開けてみたらこんな感じに!大小様々な穴を直感的に配置してみました。自在錐で穴を開けると、ドーナツ状の端材ができます(写真の下の方)。これも何かに使えそうな・・・

 

 

組み立て

パーツの切り出しとデザイン加工が終わったら組み立てです。はじめはダボと木工ボンドで接合しようと思ったのですが、板の厚みがそれほどないのでダボ穴を開けにくいのなんの…ということで、ダボは接合時のガイド程度に考えて、最終的には釘を打って固定しました。

 

用語解説:ダボ
ダボ(太柄、駄柄、ドイツ語:Dübel)は、木材同士をつなぎ合わせる際に使用する木製の棒。つなぎあわせる木材の大きさにもよるが、直径6mm, 8mm, 10mm, 12mm, 長さ2cmから10cmのものが規格としてある。また、棚受としても用いられる。
なお、日本の口語表現では、上記のものに限らず接合部位に使う部品を「ダボ」と総称することがある。(ウィキペディアより引用)

 

組み立ての過程はあまり写真がありませんが、設計した通りになるようにひたすら組み合わせ、木工ボンドと釘でつなぎ合わせていくだけです。作業した日は非常に寒く、屋外での組み立て作業は体に応えました…おかげで風邪をひく始末(´∀`)

 

組み立て終わったら、角の尖ってる部分を丸めたり、ささくれを落としたりといった優しさをプラス!

 

塗装

そして最後に塗装しました。棚の内側の一部と丸穴の内面を黒色のミルクペイントで塗装し、その他は全てBriwaxのジャコビアンという色です。焦がしたような落ち着いた木の色になるのが好きで、私は多用しています。

 

 

完成!

ということで完成しました!本を入れられる棚は全部で5箇所あります。正面と正面向かって左側から入れられます。下の設置後の様子でもお分かりと思いますが、リビングに置いて2方向からアクセスできる本棚となっています。もともと置いてあった引き出し付きの家具にサイズを合わせることで、ぴったり感が増しています!

 


 

おわりに

ご依頼主からは「サイズはピッタリ!思った以上に本が入ってありがたい。丸穴かわいい。」などのコメントをいただきました。喜んでいただけたようで嬉しいですね。

 

今回の反省点は、何を思ったか塗装する前に組み立ててしまったことです。おかげで、角の部分などが塗装しにくいったらありゃしない・・・今後はちゃんと工程表も作って勢いで組み立ててしまわないように注意しようと思います。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。Have a nice DIY!