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ブリコラージュとは

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アイデアをカタチにする楽しさを伝えたい!ヨシヒロです。こんにちは!

 

さて、突然ですが問題です。「ブリコラージュ」とは、どういういみでしょうか?

 

 

正解は、フランス語で「日曜大工」という意味です。フランスのホームセンターに行くと、DIYコーナーにはブリコラージュと書かれているらしいですよ。

 

なぜそんな話をするか?と聞かれると困るのですが、DIYとは全く関係のない本を読んでいたところ、たまたまこのことが書かれていたので、へぇ〜と思って忘れないようにブログにアウトプットしているだけです。

 



 

その本は、山口周著「独学の技法」という本です。タイトルのとおり、独学で何かを学ぼうとするとき、どんな風に進めていけばよいのか?その考え方が記されています。その中の、インプットの方法について触れられている部分で「ブリコラージュ」が紹介されています。

 

このブリコラージュという言葉、フランスの日常生活では「日曜大工」という意味で使われていますが、人類学の分野では「何の役に立つかわからないけれども、なんか役立つ気がする」という直感的な思考を示す言葉として使われているようです。

 

人類学者のレヴィ・ストロースは、南米のインディオたちを研究しました。インディオたちがジャングルの中で”何か”を見つけると、その時点で何の役に立つか分からないモノを、「こいつは何かの役に立つかもしれない」と考えて、ひょいと袋に入れて残しておく習慣があるのだそうです。

 

このことを、レヴィ・ストロースは「ブリコラージュ」と呼んでいます。インディオたちが実際に残しておいたモノが、後にきちんと役立っていることもあるため、このような偶然の出会いでモノを拾い集めることも大事だと言っています。

 

これを独学の技法として捉えると、インプットの方法として、予定しておらず偶然出会った情報も後に役立つことがあるから、私はこのジャンルの本しか読まない!みたいな固執した考え方をしているとダメですよ、という話です。

 

なるほど。確かにそうかもしれません。

 

DIYでも、こんなの作りたいな〜と漠然と考えていたとき、ふと目に入ったものや聞いたことからインスピレーションが湧いてきて、その場ですぐに図面を描きたくなることがあります。DIYのハウツー本ばかり読んでいてもいけないってことですね。いろんな経験や情報が、人のクリエイティブな部分を刺激するのだと思います。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。